語らいの家は、平成11年任意ボランティア団体として、地域へ「場」を提供させていただいたのが活動の始まりです。
常に、障害者・高齢者の方々の言葉に耳を傾けつつ、何が足りない・何が必要か・どうしたら良いのか?という問いに、答えを探すことから手探りでの活動が始まりました。
特に、認知症(痴呆症)という病気に対する不安に応える形で勉強会が始まり、平成13年から現在まで、認知症に関する地域支援プログラムを各種開催し、現在でも継続的に行っています。
一方、NPO法人は平成13年2月に取得。それにより、平成14年からの介護保険事業への参入が始まり、現在は認知症対応型共同生活事業(グループホーム)1か所、認知症対応型通所事業(デイサービス)3か所、訪問介護事業と居宅支援事業各2か所を運営し、地域で暮らす認知症の人達が安心して暮らせる支援を行っております。
語らいの家創立以来、高齢者が年々増加し、その中でも認知症の人の増加は、予想を超えるものがあります。この増え続ける認知症の方々を予防から終の棲家まで、安心して暮らせる地域づくりは、当法人の目標であり理念でもあります。
平成25年の8月に、2年を費やして認定NPO法人を取得致しました。今まで、他団体や企業に活動資金を頼らざるを得ませんでしたが、今後は、当法人単独や行政との協働事業等、各種のプログラムを継続的に開催することを目標として、活動を続けて参ります。
今まで、語らいの家を支えて下さった正会員および賛助会員の皆様へ、心より感謝の意を表すと共に、今後も同様にご支援、ご協力の程お願い申し上げます。
代表理事 坪井信子